土井あゆみの美食健康ライフ

土井あゆみです。複数業種の法人を経営している30代女性です。ヴィーガンアドバイザー Vegan検定PRO、1級、2級取得 美容や健康に興味があり、多くの方に健康的な生活を過ごしてほしいという想いで、社会貢献活動にチャレンジできればと考えてます。

【日本の文化】「こどもの日」と和菓子

 

こんにちは。

土井あゆみです。

 

 

 

ゴールデンウィークでお休みの方も多いと思いますが、ゴールデンウィークは「憲法記念日」や「みどりの日」など、複数の祝日から連休が構成されています。

 

 

 

来たる5月5日は、「こどもの日」ですね。

「こどもの日」といえば、どんな食べ物が連想されますか。

また、子供の時はどんな食べ物が食卓に並びましたか。

 

 

 

一般的に、「こどもの日」には柏餅やちまちを食べるとされ、家庭によってお祝い事としてちらし寿司やいなり寿司が出ることが多いようです。

  

 

 

 「こどもの日」は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と定義されています。

内閣府HPより:国民の祝日について - 内閣府

 

 

男の子だけでなく、女の子、そして「お母さん」の日でもあるのですね。

 

 

 

 

 

 

 

5月5日は、もともと「端午節供」の日にあたります。

端午節供」は古代中国から伝わった行事と言われています。

 

 

 

 古代中国では月と日が奇数で重なる日を「厄日」と考えたため、そういった日に厄払いの行事をしました。こういった文化が奈良・平安の時代に日本に伝わったと言われています。

 

 

 今では5月5日は、鯉のぼりをあげたり兜を飾ったりする文化から、「男の子の日」というイメージが強いかもしれません。

 

 

 

 

 

しかし、実は歴史を見ると、昔の日本では「女性の節供」の日だったようです。

 

 

この季節は、農耕主体の日本ではちょうど田植えの時期であり、神聖とされる田植えは女性の仕事だったため、田植え前に豊穣を祈る信仰があったとされています。

この日本の信仰と中国の「端午節供」が融合したようです。

 

 

 

それがのちに、男性の節供となったとされています。

端午節供」は季節がら「菖蒲の節供」と呼ばれており、この「しょうぶ」が同音の「勝負」や「尚武(武を重んじること)」に繋がり、武家人形や兜を飾り、家の後継ぎである男の子のたくましい成長を、武家の間で盛んに祝われるようになりました。

 

 

  

 その後、昭和23年に「こども日」となり、男女関係なくお祝いするようになったようです。

 

 

 

 

 そして、「端午節供」に食べるちまきと柏餅はそれぞれ別の歴史があり、ちまきに関しては、中国では三国時代(2~3世紀頃)の文献に、日本では10世紀初頭の文献に、それぞれちまきを食べると書かれているようです。

 

 

 柏餅は江戸時代に販売され始めたとされ、新芽が出るまで親の葉が枯れ落ちないという特徴から、代々家系を継承していくという縁起を担いだとされます。

〇参考:端午の節供 | 「五節供に和食を」推進委員会

 

 
 
 
 
 

少し長くなりましたが、5月5日の「こどもの日」、「端午節供」には、人々の願いや想いが詰まった歴史があるようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして柏餅は、お菓子ではあるものの、和菓子なので洋菓子と比べるとヘルシーで、健康に気をつけている方でも罪悪感なく食べられるお菓子と言えそうです。

   

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柏餅は主にお米と小豆からできており、お米には食物繊維や良質なでんぷん、ビタミンB1、小豆には良質なたんぱく質や食物繊維、鉄分などが含まれており、女性に嬉しい栄養素が入っています。

 

 

 

 

そしてこちらの記事にもあるように、和菓子の良いところは季節とともに楽しめるところですね。

〇HelC+: 意外とヘルシー!和菓子の魅力を見直そう | HelC+(ヘルシー)

 

 

 

 

この時期ならではのお菓子を、日本の文化に親しみながら食べてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

土井あゆみでした。